待つのは辛いけど。【としみつ】

#14 ページ16

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本格的な暑さになった8月。

夏休みに入り、約束だったプールの日になった。


現地で合流した私たちは10分後にプールで集合ね、とそれぞれ更衣室に入った。


この日のためにふうかと2人で水着を買いに行き、
私がふうかのを、ふうかが私のを選んだ。


ふうかはビスチェ風の黄色いフリル、あずき色のスカートの水着。彼女らしい元気っ子感溢れる感じで私自身とても満足いく水着だ。

私は白と黒のギンガムチェックのホルタ―ネックで、黒のスカート。肌を多くみせたくない私のために、同じような柄のオフショルトップスが着いているものを選んでくれた。



ふうか「めっちゃ似合ってる！！やっぱAは肌白いから黒い水着だと映えるねぇ」

『ふうかも可愛らしくも大人っぽく見える！最強じゃん』



きゃっきゃして話す私たち。

時間を見ると、いつの間にか時間が過ぎていて急いでみんなの元へ向かう



ふうか「ごめーん、おまたせ！」

し「おそーーーーい！！！！！！」

『ごめんじゃんー。許して？』

て「お前らの水着姿に免じて許してやるよ」

り「こら、女の子にセクハラしない」



ごめんね、でも、水着似合ってるね。とさわやかに笑うりょうくん。

おお、こりゃモテるわけだ。と感心する。



ゆ「プールとか久々だわ」

ふうか「そーなんだ！意外だねぇ」

て「常に陸で走ってるからな(？)」

ゆ「ふうかちゃん！あっちのプール行こ！」

ふうか「え？あ、うん！！」



そう言ってゆめまるくんに手を引かれ、ふうかが2人で並んで行く。

これは…


と「狙ってんな。」

て「ロックオンだね。」

『しかも照れてるな、あの顔は。』

り「さすが、仕事が早い。」

し「羨ましぃーーーー！！」



私が思ってるより、ゆめまるくんは積極的らしい。

残ったメンズ組も呆気に取られながら笑ってるって感じだ。

まぁ、ふうかが凄く楽しそうだから私も嬉しいし、いいけども。



し「こりゃあ、5人で行動ですかな？」



変な感じになってしまった。
男4人に女ひとり。違和感しかない。



堂々と抜け出した2人を見る。

照れながら楽しそうに笑っているふうか。



楽しそうなところ悪いけど、

…出来れば早く戻ってきてくれ。



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