イカリソウ (ページ19)

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19（おまけ：よしくんのヤンデレ）ページ19

快「おれはAに捨てられることが怖い…」

よしくんはそう言った。そして続ける。

快「どんなにAが大丈夫、って言ってくれても不安で不安で…仕方ない…。だから、本当は部屋に閉じ込めておきたい。おれだけを好きでいてもらえるように…。」

A「よしくん…」

快「ごめんな。おれ…」

A「よしくんから離れたら、殺してもいいんだよ？私のこと。」

快「A……！？」

A「それぐらいの覚悟、私にはある。あなたの前からいなくなったりしない。いなくなったら、殺してもいいよ。よしくんになら殺されても、許せるから。」

快「おれは…世界で1番愛しているAを殺すなんてできない…。」

A「よしくん！私はいるからここに。だから、大丈夫だよ？」

快「A…今日はここにいて…。おれ、今1人にされたら…」

私は震えるよしくんの手をそっと握った。

A「もちろんだよ♪」

私はよしくんを落ち着かせるように、ゆっくりと語りかけた。

A「大丈夫…。私はここにいるから。大丈夫だよ、よしくん。」

すると、よしくんの目から一筋の涙が流れていた。

A「よしくん…。」

快「あれれれ？何でおれ泣いてるんだろ(笑)」

よしくんは泣きながら笑っていた。
それはとても辛そうな笑顔。
『無理やり』笑った顔だった。