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そうこうしているうちに中々姿を現さない私を不思議に思ったのか辰哉くんが迎えに来てくれた。
その場で蹲る私を視界に入れるやいなや、猛スピードで駆け寄り背中を優しく何度もさすってくれた。
深「だいじょぶだから、おれが守るから」
「ぜんぶ…聞こえて…」
そう尋ねれば悲しそうに「うん…」と短く返される。
何も起こさないように…心の中で祈る。
深「Aちゃん」
名前を呼ばれて顔を上げる。
かちりあった視線は…苦しげな、だけど怒りに満ちたような瞳をしていた。
深「おれがぜぇんぶ上書きしてあげる」
「…っ」
深「だいじょぶ、怖いことなんてなぁにもないよぉ?だって、おれ、完璧な彼氏でありイケメンが売りのたつやくんだもの」
「…自分で言いますかw」
私がほんの少し、微笑みながら言葉を返せばそれに満足してくれたのか辰哉くんの瞳にはネガティブな感情は見受けられなかった。
深「んぅ?じゃあAちゃんがいっぱい伝えてくれる?」
「えw」
深「言ってくれないのぉ?たつやくんはぁ、Aちゃんの彼氏になれちゃうイケメンで完璧な人種だーって」
「…恥ずかしくないですかそれw」
深「おぉぉい!?人が真剣に語ってるなかディスるんじゃない!」
やっぱり…辰哉くんってすごい。
短時間で不安だったさっきまでの私をぶっ飛ばしちゃうんだ。
深「ほんと…かぁいい…おれの天使ちゃん…チュ」
「ここ学校…」
深「誰も見てないもん。んふふ」
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mimo(プロフ) - よちよちさん» もし、鍵垢ではない垢からのリクでしたら、フォロー内容確認させて頂いております。そこで⛄️さん関連の公式垢をフォローしていなければ承認しております。鍵垢(閲覧垢)でしたら再度リクエストを送って頂けると助かります。 (5月19日 11時) (レス) id: 8aa738fca0 (このIDを非表示/違反報告)
よちよち - 何度もすみません!どうやったら、溢れんばかりの愛情読めるようになりましか? (5月19日 6時) (レス) @page18 id: 2b7a3b4535 (このIDを非表示/違反報告)
mimo(プロフ) - よちよちさん» 初めまして。プロフィールに載せているリンクのプロフカードに記載の条件を満たしてる方のみ承認しております。先程来ていた分の承認を行いましたのでご確認して頂ければと思います! (5月15日 21時) (レス) id: 8aa738fca0 (このIDを非表示/違反報告)
よちよち(プロフ) - すみません!溢れんばかりの愛情を読みたいのですが、Twitterのフォロー申請の許可をしていただけないでしょうか?よろしくお願いします (5月15日 20時) (レス) @page16 id: 746b6e9ff1 (このIDを非表示/違反報告)
mimo(プロフ) - ゆーさん» 初めまして。読んでくださりありがとうございます!記載抜けてましたね💦 アカウントですが、『この小説の説明文のAttentionの下』に記載しておりますのでそこから検索をかけて頂ければと思います! 引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです! (5月15日 19時) (レス) id: 8aa738fca0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mimo | 作成日時:2023年5月7日 11時