幸せの見つけ方 (ページ39)

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38（W side）ページ39

辰「しょーたくーん」

隣の席に座り、こちらをみながら頬杖をつき気色悪い呼び方をするときは決まって、機嫌が悪いか面倒事を持ちかけようとしてくるとき。

翔「なんだよ」

辰「なんで嫌そうな顔すんだよ！」

翔「するに決まってんだろ！」

辰「なんで！」

あの日以来、ふっかは変わった気がする。
見た目の話じゃなく、内面の話な。

宮田くんが話してくれたこと、俺は正直『そこも繋がってんのかよ…』と思った。

翔「どうせまたくだらねぇことだろw」

辰「話すら聞いてないのに決めつけんな！w」

今、目の前にいるふっかは何を考えてんだろうな。
こんなに笑ってる人間が本当は、復讐とか計画してたら怖くね？w

笑いながら元カノをどん底に叩きつけるわけだろ？
…やば、怖。

辰「ねぇ、聞くだけ聞けって！」

翔「じゃあなにw」

辰「ゲーセンいくべ？」

…は？

翔「は？w」

辰「頼む！お前の好きなシナモン取ってやるから！な！」

どういう流れでゲーセンの誘いになるんだか、全くわからん。
いつもなら1人でフラッと行くのに、わざわざ誘ってくる意味ってあんのか？

ってか、こいつシナモンでつろうとしてるよな？w

翔「いいけどさ、急すぎんだろw」

辰「よっしゃ！ありがと！」

嬉しそうに笑ってっけどさ…。
何がしたいんだ？

よく知ってるはずなのになんでこんなにもコイツの考えが読めないんだ。