幸せの見つけ方 (ページ36)

今日:30 hit、昨日:5 hit、合計:48,979 hit

35 ページ36

(2,3週間ほど時間が進みます)

1人が好きだった私だけど、多分気を遣われたのか声をかけてくれる人がちらほらとできた。

友達…って呼んでいいのか分からないけれども、割と一緒の時間を共有してくれる女友達が4,5人できた。

相変わらず、消えてしまった記憶は戻らないまま。
一応みんなには覚えている限りのことは話した。

ドン引きされたりするのかなまぁいいかそれは別に、なんて思ってたんだけど、みんな揃って心配してくれた。

きっと周りに合わせている人もいるとは思うけれども、勇気を振り絞ってみて良かった。

それから…

樹「Aー、さっきの講義また写し忘れたから見して〜」

北「もう立派な板書係じゃん」

同じ1年生の樹くんとその友達の北斗くんとも仲良くなることができた。

まぁ主に樹くんが居眠りしすぎて板書写すの忘れるから私がみせる、そしてそれをみながら時折鋭いツッコミを入れる北斗くんという図が出来上がってるんだw

あと、あのノートに書いてあった3人もこの大学の先輩として在籍してるみたいで…

辰「かぁいいねぇAちゃん、よろしくね♪」

翔「改めてよろしくな、A」

照「Aとまた話せるようになって良かった、改めてよろしく」

と言って頂いたりした。

なんでも、樹くんや北斗くんとは昔からの付き合いなんだとかでこの3人との繋がりを持たせてくれたのは2人のおかげなんだ。

記憶は一向に戻らないけれど、少しずつ前を向くことができてると思う。

気づけば自傷の回数も少し減ってきてる。

このまま何事もなく無事に過ごしたいな。