アイビー (ページ37)

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【Aside】

『ぼくが…どれだけ…大好きなのか…教えて…
あげたいなぁ…。Aのこと…ぼくの…
この想いで…溺れ…させたい…♪』

熱があるのに無茶を言い始めるヒロくん。

「ヒロくん、今はダメだよ？w」

『どうしてぇ…？』

「熱があるのに酷くなったらどうするの！」

そう返すと、ヒロくんはちょっぴり
寂しいそうな顔になった。
熱のせいかいつもより呼吸が荒く
顔もほんのり赤く、目がうるうるしている。

『ご、ごめんなさい…。
嫌いに…ならないでぇ…？』

あ…言いすぎた…。

ヒロくんはひろくんよりも繊細だから
あまり言いすぎると…一気にマイナスに
振り切ってしまうんだ。

「ならないよっ。」

『ほ、ほんとぉ…？』

ヒロくんは甘えるように上目遣いで私を見つめてきた。

「ヒロくんのこともひろくんのことも
嫌いになる日なんて多分来ないから。」

そう優しく伝えれば、ヒロくんの顔は
ヒマワリのように暖かい笑顔が咲き誇る。

『ん…A…好きだよ…。だぁいすき…。』

普段はひろくん達の方が年上だから
本人たちは甘えるってことはしないんだけど…
(まぁヒロくんは甘えてるかな？笑)

今日はいつもよりもちょっぴり甘えん坊さん。

それもそのはず。
ひろくんは本来上にお兄さんとお姉さんがいる
末っ子さんだから。

何か…可愛く思えてきて頭を撫でてみる。
すると、ヒロくんは撫でている私の手を取って
自分の頬に持ってくる。
そして嬉しそうに私の手と頬をスリスリと合わせてくる。

『A…だいすき…。
この温もりもぜぇーぶ…ぼくのものだから…。
Aの体温も…ぼくのもの…。』

そう言ってスヤスヤと眠り始めた。

眠った顔は幼い顔立ち。
まつ毛が長くてやっぱり…美しいという言葉が
この人にはよく似合う。

「ヒロくん、早く良くなってね♪」

私はそう小さく声をかけた。

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A様！

アイビーの方大変長らくお待たせしてしまい

申し訳ありませんでした！

ぼくもひろくんたちに会いたかった…。
(何の感想だ)

更新、かなり亀になるかもしれません。

それでもよければ今後ともお付き合い頂けたら

嬉しいです♪