Skill (ページ8)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:19,291 hit

④ ページ8

【Y.I side】

おれと准ちゃんは近隣に住んでいるから、待ち合わせはなぜか近くにあるベンチなんだな(笑)
まぁさ？おれら、命狙われている者同士だから仕方ないんだよな…。
あ、でも坂本くんと長野くんは一緒に住んでいる噂があるけど(笑)

おれは無意識に右手を首筋に当ててしまった。
慌てて気づいたときには時すでに遅く、隣にいる准ちゃんが今食べているバナナがおれの手元に向けて飛んできてしまった(笑)

准「ちょっと、イノッチ！？何してんねん！！」

ただいま准ちゃんのお説教タイムに入ろうとしています(笑)
おれが悪いけどさ～、わざとじゃないもの(笑)

准「ま、まぁえぇけどさ(笑)」

許してくれた准ちゃんを抱きしめるおれ。
准ちゃんは「離してぇや！！」と言うものの、その言葉と裏腹に顔は嬉しそうじゃん(笑)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【S.O side】

描き始めてからどれくらい経ったんだろう…。
よくわかんないや(笑)

おいらがスケッチブックから顔をあげたとき、長野くんがコーヒーをテーブルに置いてくれた。
新聞に目を向けていた翔ちゃんは一旦新聞から目を離して「ありがとうございます」と答える。
おいらも「ありがとうございます」というと、長野くんは「いえいえ♪」と優しい笑みを浮かべて返してくれた。

岡田っちやニノから長野くんが『いかにカッコイイか』みたいな話は聞いている。
2人はファンクラブ設立するぐらい好きなんだもん(笑)
そんな2人のことを考えていると、おいらの隣に長野くんが座った。

博「大野はいつもどれくらいの時間をかけて絵を描いてるの？」

長野くんからの質問。

「大きさによりますけど、まぁ多分今描いてるくらいなら1,2時間じゃないですかね～…」

実際にいつも計っているわけではないけれども、かなりの作品数を作ってきたので何となくで判断できるようになったと思う。

博「だってさ、坂本くん？」

なぜか、オーブンを見ている坂本くんに話を振る長野くん。
あ、そういえば坂本くんもたまに絵を描くとかなんとか…。

昌「没頭できるよな。」

坂本くんと一緒に描いてみたいな…。と思っていると、新聞を読んでいた翔ちゃんが「智くん、それは坂本くんに直接言ってみないとダメじゃない？」と。

昌博「ん？」

翔「あ(笑)智くんとの付き合いが長すぎて、目を見なくても何を考えているのか伝わってきちゃうんです(笑)」

ちょ、ちょっと翔ちゃ～ん(笑)