The One (ページ9)

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【H.N side】

井ノ原と団らんしていると、坂本くんが楽屋に入ってきた。

昌〈うぃーす〉

相変わらずの挨拶だな、坂本くん(笑)
それに答えるように井ノ原も［うぃーす、坂本くん！］と言い始めた。
おれは普通に『坂本くんおはよ♪』と声をかけた。

快［なぁーのくん！そこはうぃーす、って言わないとダメじゃん！］

『おれ、うぃーすってキャラじゃないし(笑)』

快［あ、それはそうだね(笑)］

昌〈納得しちまうのか(笑)〉

こんな会話をしながらおれたちは呼ばれるのを待った。
すると、井ノ原が坂本くんにさっきのことを話し始めた。

快［さっきさー、なぁーのくんすんごい幸せそうな顔してたんだよ！］

昌〈そうなのか？〉

快［絶対にいいことあったんだよあれ！］

博『なーいって(笑)』

昌〈そんなこと言ったってな〜(笑)〉

快［ねぇ〜(笑)］

坂本くんと井ノ原が手を組んでしまった(笑)
これはまた厄介な…じゃなかった、大変なことになりそうだ(笑)

スタッフ「トニセンの皆さん！」

スタッフの人が呼びに来た。
おれたちはスタジオへと向かった。
すると、井ノ原がおれの耳元で［後でまたゆっくり聞かせてよね〜(笑)］と耳打ち。

全く…と思いつつも、おれはAちゃんのことを何故か思い出してまた顔が自然と笑顔になっていた。