The One (ページ16)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:18,215 hit

② ページ16

【H.N side】

あれから、おれはスタジオから5分でいけるラーメン屋に来ていた。
ここは、おれが近くに来た時必ず立ち寄るお店である。
麺とスープの絡み具合やチャーシューの味の濃さ、煮卵のしみ具合が抜群なお店である。

「いらっしゃいませ！あ、長野さんこんにちは！いつものですか？」

店主が声をかけてくれた。
おれはそれにうなずいた。

昌〈お前はいつも何頼んでんだ？〉

『醤油ラーメンだよ♪』

快［じゃあ、おれもそれにするぅぅぅ！］

昌〈俺もそうするわ〉

2人も同じものにするらしい。
店主は「かしこまりぃ！」と威勢のいい声で返事をしてくれた。

5,6分くらい経ったとき、おれたち3人分のラーメンが運ばれてきた。
今日はお客さんがそこまでいなかったため、あまり待たずに済んでいた。
まぁおれとしては、待ち時間も1つの楽しみだからいいけど、坂本くんや井ノ原は多分そう思わない気がするからなぁ(笑)

店主「醤油ラーメンお待ちー！」

3人『ありがとうございます！』

おれはスマホを取り出し、写真を撮ってからラーメンを食べ始めた。
それを見ていた坂本くんから〈相変わらず撮るのがはえぇよなお前(笑)〉と笑われたけど(笑)

この店では昆布、かつお節、丸鶏からスープを作っている。
1口蓮華で掬ってスープを飲み麺を食べる。
うん、いつもの味だ！

快［やべぇ！うめぇ！！］

昌〈美味いな。つーか、美味すぎる。〉

2人が気に入ってくれたようで良かった♪
そう思った時、1人お客さんが来たんだけど…

『あれ？Aちゃん？(笑)』

まさかの昨日引っ越しをしてきたAちゃんだった。
聞けば、趣味が食べ歩きとのこと。
おれと趣味同じだ(笑)

隣では井ノ原が口に麺を入れた状態で［え、なになに、なぁーのくんの知り合い！？］と聞いてくる。
それをみた坂本くんが〈井ノ原、口にものを入れて話すな(笑)〉と注意していた(笑)

______________________________

【Y.I side】

おれたちがラーメンを食べていた時に、1人の女性が来店してきた。
話によれば、なんかなぁーのくんのマンションの隣の人らしくてさ。
AAちゃんって言うらしい。

おれのこと知ってる？って聞いたら、「あ、はいもちろんです！！井ノ原さん♪」だってよ！？
可愛んだけどぉぉ！？

おれはそんな彼女に一緒に食べないかと誘ってみた。
坂本くんやなぁーのくんはもちろんOKってことで、Aちゃんと食べることになった。