黒薔薇 (ページ7)

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7：My sweets ページ7

パパ「A、それで頼みたいんだがお前の得意なスイーツを作って欲しいんだ。」

A「え？でもここのパティシエじゃないからそれはまずいんじゃ…」

パパ「あぁ、それなら心配いらないよ？いつお前が帰ってきてもいいように、お前の名前書いてあるんだよ(笑)」

A「聞いてないよちょっと(笑)」

パパ「ごめんごめん(笑)」

A「まぁそういうことなら…。得意なスイーツ作ればいいんだね？」

パパ「あぁ！」

A「時間かかるけどいい？」

パパ「パパはAのためならいくらでも待つぞ！」

A「あははは(笑)」

パパって私のことかなり大好きなのか…？(笑)
昔から、デレデレなような気がする(笑)
そういや、フランスでの修行をしたいと話をしたときも…

パパ『なんだって！？パパ着いていかなくいいのか！？大丈夫なのか！？』

ママ『ちょっと、この子が自分で決めたことなのに私たちが邪魔しちゃダメでしょ(笑)』

って言ってたっけ(笑)

優衣「オーナーのA大好き愛ってすごいよね(笑)」

私は作りながら、ゆいの話を聞いていた。
どうやら毎日毎日『A〜』って言ってたらしい(笑)

優衣「それで、何を作るの？」

A「タルト・オ・シトロンだよ♪」

優衣「？？」

A「レモンタルトね♪」

優衣「すごっ」

A「向こうで作った時、ほかのスイーツよりもこれが1番評判良くて(笑)」

優衣「A…、あんたすごい人になっちゃったのね(笑)」

A「いやいや(笑)」

そんなことを小声で話しながら作っていった。