10(主人公side) ページ10
私はその場から動くことができなかった。
『それを拾ってくれてありがとう』
クロスからの感謝。
恐らく、この『白い羽根』を私が拾ったからだろう。
A「何だろう…この不思議な出来事は。でも、なぜか心が癒されるような感覚。」
羽根のこと、そして…あの男性のこと…
私はどこかであの男性のことを知ったのだろうか。
記憶をたどってみる…。
いやでも、知人にあの男性はいない。
じゃあ、一体…。
A「それにこの羽根は一体…」
ここら辺に白い鳥など生息していない。
だとすると鳥じゃなかった場合…。
他に候補がない…。
A「候補…。まさか違うよね…。」
私の脳裏に浮かんだ候補…。
でも、本当に実在するの…?
だって、神話とか空想の話でしょ、『天使』って。
A「だとしたら、何で私がいるとき?ピンポイントで羽根が舞っていくなんてできないよね…。」
お父さんなら…何か知っているんじゃ…。
でも…自分の力で知りたい…。
私は足を止めて、少しだけ歌ってみることにした。
何か起きるような気がしたから。
〜♪
適当に歌ったつもりだった。
歌詞も即興で乗せてみただけだし。
だけど…。
不思議な予感は当たっていたみたい。
またクロスから声が聞こえた。
『変わらない歌声だね。今度はいつ生で聞けるのかな。』
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Mihiro(プロフ) - まーさん» ありがとうございます♪明日更新する予定ですのでよろしくお願いします。 (2019年3月22日 23時) (レス) id: 8d8b45888e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - いつも楽しく読んでいますこれからも応援しています (2019年3月22日 9時) (レス) id: 828d5b6d94 (このIDを非表示/違反報告)
Mihiro(プロフ) - 茉央さん» ありがとうございます! はい!作品数を勝手に増やしているので更新が遅めではありますが、引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです! (2019年1月21日 18時) (レス) id: a3edab0075 (このIDを非表示/違反報告)
茉央(プロフ) - いつも楽しく読んでいます、続きを楽しみにお待ちしています(*^^)v (2019年1月21日 9時) (レス) id: a456377379 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mihiro | 作成日時:2019年1月7日 16時