�� ページ24
【Aside】
坂本さんは自身の唇をペロッと舐めて私から手を離した。
その姿はどこか色気のある仕草にみえた。
「な、なんで…」
私は震えた声で彼に訴えた。
こんなこと私の知ってる坂本さんはしない…。
昌「なんで？決まってるじゃん、俺はAのことが大好きなんだから。もうこれ以上、他の男に声かけられるのなんて…」
坂本さんはまたゆっくり近づいてきた。
私の耳元まで顔を近づけてきた。
そして、吐息を多分に含んだ声で…。
昌『俺が許さない』
私は無意識にピクっと背筋を伸ばしてしまった。
初めて聞いた、坂本さんのあそこまで低い声。
そしてどこかイライラしている声。
私は何も返す言葉がなかった。
昌「だからさ、俺はAを俺のモノにするためにアイツらのことぶん殴ってきたんだ。」
「あ、あいつら？」
昌「あぁ、トニセンは全部で何人？」
ま、まさか…。
長野さんと井ノ原さんを坂本さんが殴った…？
そんなこと信じれるわけ…。
「冗談…ですよね？」
昌「冗談に見えるか？」
「大切な友達じゃないんですか！」
気づくと私の目からは涙が出ていた。
誰よりも皆さんのこと…特にトニセンの他の2人のことを気にかけている坂本さんがそんなことするはずない…。
昌「あぁ、大切なお友達だな。だから気に入らねぇんだよ…」
坂本さんは傍にあったアルミ缶を拾い上げて、それを地面に叩きつけた。
ほんの少しだけ中身が残っていたらしく、液体が外に飛び散っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月夜(プロフ) - ありがとうございます！更新頑張って下さい！ (2019年2月10日 18時) (
レス) id: 60c906c0e5 (このIDを非表示/違反報告)
Mihiro(プロフ) - 月夜さん» お返事ありがとうございます♪ 今頂いているリクエストが書き終わりましたら、UPさせて頂きます！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: 8d8b45888e (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 主人公が完全に浮気するのほうでお願いします！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: 60c906c0e5 (このIDを非表示/違反報告)
Mihiro(プロフ) - 月夜さん» こんばんは、初めまして♪ リクエストありがとうございます♪ 了解致しました。では「主人公が完全に浮気する」「主人公が浮気をしたとまーくんが誤解する」どちらでお書き致しますか？ (2019年2月10日 18時) (レス) id: 8d8b45888e (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - まーくんがそれを問い詰める感じのシチュエーションでお願いします！ (2019年2月10日 17時) (レス) id: 60c906c0e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mihiro | 作成日時：2019年1月14日 12時
