ミモザアカシア 〜part2〜

62（主人公side） ページ16

出来上がったアフォガートは白いバニラに黒茶色のコーヒーがかかったシンプルなものだったが、とっても美味しいそうにできたと個人的には思った。


皆さん、席には戻らずその場で食べてしまうようでおまたせしてしまったなという思いでいっぱいになる…。



健「うまっ！」



開口一番に三宅さんがそう言った。
それに続いて、他の5人が「美味しい」と言ってくれる。
それが嬉しくて私は、さっきまでお待たせしてしまって申し訳ない、という気持ちでいっぱいだったけど、幸せな気持ちになった。



快「このコーヒーがおれ好きかも。」


博「うん、これ僕たちが普段飲んでるコーヒーとは違う気がする」



長野さんさすがです(笑)
これはいつも皆さんが飲まれているコーヒーではなく、アフォガートを作るため専用のコーヒー豆から作ったコーヒーである。
そんな専用の豆があるとは知らなかったけど(笑)



昌「うめぇな」


准「坂本くん、甘いの苦手やけどこういうのはいけるん？」


昌「まぁそういうことだな」



あ、そうだった。
坂本さんってあまりに甘いもの得意じゃなかったんだった(笑)
だけど、パクパクと食べてくれている。
その姿にやはり嬉しさが深まる。



剛「……(パクパクパクパク)」



森田さんは無言でひたすら食べている(笑)
食べてくれているということ美味しいって事なのかな？(笑)


私は皆さんが食べ終わるまでゆっくりその場を見守っていた。

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