なんだかんだで優しい男�� ページ37
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「あー、美味しかった！」
「はしもっちゃんには負けるけどね」
「なんでそんなこと言うの。美味しかったよ」
「そ」
「ね、またつくって！」
「やだね」
「けち。美味しいのに」
「お前の方が美味しいよ、お前のごはんがいい」
「嬉しいこと言ってくれるね。てか、瑞稀がごはん作れるなんて知らなかったんだけど」
「作れねーよ、これだってはしもっちゃんからレシピ教えてもらっただけだし。フライパンも久しぶりに出した」
「え、そうなの？」
「そうだよ、俺いつも弁当だもん」
「体に悪いよ」
「わかってるけど作れねえもん」
「今度作ってあげるよ、仕方ないなぁ」
「オムライスね」
「はいはい」
「割ったら半熟のやつね」
「はいはい(笑)」
「それにしてもエグい回復力だな」
「なにそれ褒めてんの？」
「褒めてるし、驚いてる」
「すごいねって褒めてくれればいいのにぃ」
「それは、はしもっちゃんが言ってくれるだろ」
「瑞稀に言ってもらいたいんですぅ」
「やだね」
「あっそ」
「なぁ、マジで大丈夫なの？明後日から」
「え？」
「まだ薬飲んでんじゃん」
「なんで知ってんの？」
「…さっき見たから、薬がカバンに入ってんの」
「見たの？うわ、変態」
「はぁ？なんでそうなるんだよ！」
「んははっ」
「俺は心配してんだよ！ったく」
「ごめんごめん」
「リハ中は普通にしてっからさ、無理してんじゃねーの。また」
「そんなことないって、大丈夫」
「ほんとに？」
「うん。思ったより全然痛くないよ、当日も痛み止め飲むし」
「やっぱそれないと痛いの？」
「念のためだよ。ほんとに大丈夫なの」
「無理すんなよ」
「無理させてくれないじゃん、特に作間が」
「マジでびっくりしたよ、あの作間が(笑)」
「Aちゃん！ダメだよぉ！ってね(笑)」
「作間はお前に甘いから」
「それは否定できない(笑)」
「でも今回は俺と約束したから。甘やかさないって」
「ほんとだよ、瑞稀のせい」
「なんとでも言え」
「ガリも色々構成変えてくれてさぁ、嬉しかったよ」
「ガリさんもお前のこと大好きなんだよ」
「瑞稀は？」
「え？」
「瑞稀もわたしのこと好きだよねぇ？」
「は？ふざけんなばーか」
「あ、ちょ、足触んないでよ！」
「なんで？痛くないんでしょ？」
「痛くないけど、くすぐったいの！」
「え、どこ？どこが？」
「触んないでってば！やめてよ！変態！(笑)」
「んはは！」
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なんだかんだで優しい男�□�←それ、当て書きじゃないんですか？��
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作者名：mi ayu | 作成日時：2022年8月20日 18時
