04月30日 ページ10
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「うわー、すんごい人だねー」
瑞「どこもかしこも人だらけ…」
「女子ばっかだ」
瑞「どうせ男目当てだろ、応援する気なんてないんだよ」
「瑞稀は応援する気あんの？」
瑞「あるだろ！どう見ても」
「そう？じゃあなんでそんなスタイリッシュな格好してんの」
瑞「いや格好関係ないでしょ」
「わたしなんてパーカーだよ！」
瑞「お前がバスケするわけじゃないだろ」
「あ、そっか」
瑞「ストリートバスケでもするつもり？(笑)」
「あ、そのロングコートかわいいね」
瑞「え、ありがと？話の流れガン無視だな」
「それにしても、バスケ部の男子はほんと人気だね…」
瑞「はしもっちゃんの人気がすごいよな」
「ね！ファンクラブあるらしいよ」
瑞「マジで？どこがいいのかわかんないんだけど」
「え、もしかして瑞稀ひがんでんの？」
瑞「んなわけ」
「まあまあ。どんまい。」
瑞「え、どんまいってなに？」
「橋本くんは優しいからなぁ、うんうん。どんまい」
瑞「どんまいって？」
「瑞稀にもちょっとは良いところあるよ！ね、元気出せよ！」
瑞「は？お前さっきからなに言ってんの？」
「てか熱気がすごいね」
瑞「おい話聞けよ、どんまいってなんだよ」
「ねえ、あそこ女の子がいっぱいだね。」
瑞「……もういいわ、」
「ねえ、聞いてる？」
瑞「それはこっちのセリフだけど(笑)練習試合なのにすごいね。いつもこんなだっけ？」
「あ、でもなんか、今日は相手がイケメン多い男子校らしいよ」
瑞「へー、」
「あの背の高い人！雑誌も載ったことあるみたいだよ」
瑞「へぇ」
「なんだっけ名前、えっと、あ！ラウールくん！」
瑞「……お前、あーゆーの好きなの？」
「いや、別に」
瑞「あっそ(笑)」
「興味なさそー、」
瑞「いや俺が男子校に興味あったらおかしいだろ」
「それもそうか(笑)」
瑞「てか立ってないで座らない？」
「あ、瑞稀！あそこ座ろ！」
瑞「はいはい、足元気をつけてね。転ぶなよ」
「うわっ、」
瑞「え、言ってるそばからコケた？え、いま言ったのに？」
「あー、いたいこれ骨折れたわ。ほら、見て」
瑞「折れたら歩けねーだろ。めっちゃ歩けてるじゃん」
「みじゅ、おんぶ。」
瑞「みじゅって呼ぶな、俺は作間じゃないからな」
「ちっ、貧弱め。」
瑞「ていうか、お前なんて抱えたら俺死んじゃう」
「はぁ？」
瑞「だから、お前なんて抱えたらさぁ」
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もよよん - この作品を通してはいびと青春を味わった気分になれて、何度も読み返してます！mi ayuさんの作品全て大好きです！更新楽しみにしています( ◜◡◝ ) (4月22日 2時) (
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作者名：mi ayu | 作成日時：2022年6月5日 19時
