06月21日�� ページ39
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作「おつかれ」
「え、龍斗？」
作「え、もしかして気付いてなかったの？」
「ごめん、本読んでた」
作「集中するのもいいけど、ちゃんと図書委員の仕事しなよぉ？」
「いつからいた？」
作「1時間前から居たよ」
「え、うそ」
作「ウソじゃないよぉ」
「なにしてたの？」
作「勉強。来週テストじゃん」
「えらいねぇ」
作「Aは家でやってるでしょ？俺、家だと集中出来ないから。ねぇ、まだ帰らない？」
「もう帰るよ、あとちょっと」
作「6時まで？」
「うん」
作「じゃ、待ってる」
「ほんと？でも戸締りしなきゃいけないんだよ」
作「手伝うからその代わりカウンター入っていい？」
「図書委員しかカウンターは入っちゃいけないんだよ」
作「もう誰もいないからいいじゃぁん」
「そうだけど〜」
作「はしもっちゃんは？一緒に図書委員やってんじゃないの？」
作「涼くんは明日かな？曜日で違うんだよ、クラス同じでも」
作「え、そうなの？」
「私は隣のクラスのナントカくんと一緒」
作「誰？ナントカくんて」
「だって一回も来ないんだよ。だからいつも一人なんだよ、暇だよ！話す相手もいないし」
作「なにそれ。てか名前は？」
「だからナントカくんだってば」
作「いい加減、人の名前を覚えられるようになって(笑)」
「もう少し当番ちゃんとやってくれたら覚える」
作「まあ、それは確かに…(笑)」
「龍斗さぁ、」
作「なあに？」
「最近どう？」
作「なにその質問。毎日学校行ってんじゃん一緒にぃ」
「そうだけどさー、途中で瑞稀とか涼くんに会うじゃん」
作「まあ、そうだねぇ」
「だから、どう？(笑)」
作「なんもないよぉ」
「好きな子出来た？」
作「………なんでそんなこと聞くの？」
「え、なんとなく」
作「出来てないよ」
「Aクラスかわいい子いないの？」
作「………少なくともAよりかわいい子はいるねぇ」
「ちょっと！嫌味！？」
作「いきなり立たないでよぉ(笑)」
「ふん、別にいいよ。浮所は可愛いって言ってくれるから〜」
作「浮所にすがってるなぁ〜(笑)」
「浮所は愛犬なの」
作「愛犬？(笑)」
「可愛いでしょ。ほぼゴールデンレトリバーだよ」
作「やめて(笑)もうそれにしか見えなくなってくるから」
「でしょ？」
作「まあ、わかんなくもないね。犬っぽいね」
「可愛いよねぇ、あんな彼氏いたら溺愛しちゃうね」
作「(人の気も知らないでなんなんだ)」
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もよよん - この作品を通してはいびと青春を味わった気分になれて、何度も読み返してます！mi ayuさんの作品全て大好きです！更新楽しみにしています( ◜◡◝ ) (4月22日 2時) (
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作者名：mi ayu | 作成日時：2022年6月5日 19時
