05月31日�� ページ21
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「痛い！！！！」
瑞「ねえ、うるさい」
「だって！すっごい手当てが雑なんだけど！」
瑞「雑じゃないって、俺は真剣にやってる」
「いや絶対わざとじゃんソレ」
瑞「安心して、俺保健委員だから」
「こんなにも信憑性のない発言聞いたのひさしぶりだわ」
瑞「大丈夫、俺マキロン得意なの」
「なにそれ？(笑)」
瑞「いいから大人しくしてよ」
「いいいいったーーーーい！！」
瑞「はい静かに〜」
「ちょっと！だから雑なんだって！」
瑞「めっちゃ丁寧じゃん」
「どこがよ、滴り落ちてるわ」
瑞「なにが」
「アナタの得意なマキロンがだよ」
瑞「え、うそ」
「わたしの体操着にめっちゃ落ちてるよ」
瑞「あとで拭いてあげる」
「今拭いて(笑)」
瑞「いま手が離せない」
「置けばいーでしょ！」
瑞「あー、もうはいはい。ワガママお嬢さんだな」
「あー、マキロンくさい」
瑞「清潔感あっていいじゃん」
「清潔感通り越して病院だわ」
瑞「大丈夫大丈夫」
「なにを根拠に(笑)」
瑞「ほら拭いた」
「ありがと」
瑞「うん」
「ありがと、瑞稀。手当てしてくれて」
瑞「そうそう。A、いつもそんくらい素直でいた方が良いよ？」
「わたし以上に素直な子ってなかなかいないよ？」
瑞「素直っていうかお前は正直過ぎんの」
「え〜、どういうこと？」
瑞「今さっきみたいなのだよ」
「え、どう違うの」
瑞「もうちょい可愛さとか出したら？そしたらモテるんじゃない？」
「それはちょっと無理かなぁ」
瑞「でしょうね」
「でしょうね、じゃないわ(笑)」
瑞「でも実は好きな人の前では女子になっちゃったり？」
「………、」
瑞「………え、」
「……うるさいな」
瑞「図星？」
「相手が瑞稀じゃないことだけはお伝えしておく」
瑞「そんな報告いりません！！」
「痛！！！！え、ちょ、いまの痛すぎ！」
瑞「お前が変なこと言うからだよ」
「別に言ってないし！」
瑞「ていうか、午後も出るの？競技」
「出るよ」
瑞「これで？やめとけば？」
「別に捻挫したとかじゃないし」
瑞「でも血出てたじゃん、やめとけば？」
「でも、クラス対抗リレーだけだし。」
瑞「そう？」
「うん。大丈夫。」
瑞「無理すんなよ」
「……なに？」
瑞「なに？」
「もしかして、なんか企んでる？」
瑞「なにがだよ」
「なんか瑞稀が優しいの、変」
瑞「俺だってケガしてる人には優しいわ」
「…ふぅんそっか、」
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もよよん - この作品を通してはいびと青春を味わった気分になれて、何度も読み返してます！mi ayuさんの作品全て大好きです！更新楽しみにしています( ◜◡◝ ) (4月22日 2時) (
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作者名：mi ayu | 作成日時：2022年6月5日 19時
