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奇病/IF ページ2

「冷たっ…」
バシャバシャと顔の汚れをとる。
そしてタオルで顔を拭く。
「ん、スッキリ。」
続いてジョウロに水を入れる。
コンコンコン…
扉から突然ノック音がした。
「どうぞー?」
声をかけるとそこには
「ん…。お前か。」
完全に寝起きのジル君がいた。
「おはよう。」
声をかけるも「ん。」としか
返事が返ってこなかった。
「もう…ほら。おはよう?」
どうしても言わせたいと思ってしまった。
「あ゛ー、おはよう…
…ん、ルー首に何かついてるぞ。」
そう言うと彼は僕の首に手を伸ばし
その"何か"を取ってくれた。
「い゛ッ…」
プチっという毛が抜ける感覚に似た
痛みが首元に走る。
「あ、悪い。痛かったか?」
首を摩りながら
「ん。大丈夫。毛も一緒に
抜いちゃたかな…?」
ジル君が取ってくれたモノを見る。
「あれ?花弁?」
それは小さく、ピンク色だった。
「…ルーシャス土いじりでもしてたのか?」
確かに昨日買った花束…ペンタスの花弁に
そっくりだが…そんな所に入るか?と
疑問が湧く。
「ルー?」
ジル君の投げ掛けに返答しなかったからなのか
彼は仕切りに僕の顔を覗き込んで来た。
「んー…昨日お花買ったからかなぁ。」
ポリポリと首を掻く。
「それだろ。」
彼は少し面倒くさそうに…と言うよりか
眠いのだろう。
うつらうつらとしていた。
「…君寝足りないなら寝ていれば良いのに」
「今日は、やることが…」
ムニャムニャと…寝言の様に話す。
「ジル君、僕の部屋にちょっとおいで。」
彼は特に何も言わず付いてきた。
それが眠い証拠だ。
部屋に着くとジル君は口を開いた。
「…で、なんだ…?」
良いから良いからと彼をベッドに勧誘する。
「座って?」
彼は無抵抗にポスっと座った。
「よいしょ。」
その彼の肩を押し、ベッドへと押し倒す。
「…何して…」
ギュッと抱きしめ頭を撫でる。
ゆっくり、ゆっくりと。
「お…い…、に…し……や、…め…」
ジル君は瞼を重そうにしていた。
「おやすみ。」
完全に落ちた彼の瞼に口付けをする。
さて…。
ジル君に布団を掛け、僕はまた
書類に取り掛かった。

カリカリカリカリ…。
「…。」
目を開けると部屋は暗かった…いや、
一部だけ明るく照らされていた。
俺…何してたっけ…。
…あぁ、やる事があったのに
ルーシャスに眠らされたんだ。
折角こっちの施設に来ているんだ。
その間にやる事やろうと思っていた矢先、
部屋に連行され眠らされた。

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作者名: | 作成日時:2020年12月2日 19時

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