▹▸79 ページ30
ー 澤村 side ー
菅原「俺さ、影山に正セッター取られちゃったけど、これ以上悔しい思いしたくないし、Aにも悔しい思いさせないように頑張るから。」
「え、なにそれ、かっこいいね孝支。」
菅原「うん。だから、俺の事ちゃんと見てて」
「えっ...うん。見てるよ、ちゃんと。」
急に口説かれたみたいで少し頬を赤くして、びっくりした様子のAは後ろを歩いていた俺のジャージをギュッと握った。
きっと、急な出来事でパニックだったんだろう。
俺だってスガの宣言(？)を聞いて驚いてるし、当事者のAはもっと驚いてたと思う。
そこは俺んとこ来いよ、と笑って茶化すスガはいつも通りの笑顔を見せていた。
東峰「お、俺は、スガみたいにかっこいいこと言えないけど、もっとエースとして点取れるように頑張るよ。次は負けない」
「旭は試合の時は頼もしいし、心配してないよ。もっと堂々としてな、エースでしょ」
東峰「おう。」
澤村「俺は...」
俺もなにか話そうかと思って口を開いたものの、続かず、少し考えているとAが話し始めた。
「大地はもう十分頑張ってるよ。みんな頑張ってるけどね、大地はね、肝座りすぎ。みんなの事ちゃんと支えててすごいよ、キャプテンお疲れ様。」
澤村「あ、ありがとう」
顔を覗き込むようにしてそう話すAに正直また泣きそうになった。
澤村「俺は、みんなで春高行きたい」
それだけ呟くと、3人は私も、俺も、とみんなそれぞれ口を開いた。
「次はさ、伊達工だけじゃなくて、青城も白鳥沢もみんな倒して春高行くの。私も潔子も期待してる。」
帰り道こんな話をしながら歩いていると、あっという間にAの家の近くまで着いてしまった。
菅原「家入ったらすぐ鍵閉めろよー」
「わかってるよ」
と、別れ際恒例の会話をしてAと別れた。
✁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
菅原「あー...かわいい」
澤村「...おい」
東峰「声に出てんぞ、スガ」
菅原「うん、わざと。俺さー、Aのこと好きなんだよな」
東峰「まぁ、そうだよな。見てれば分かるよ。」
菅原「...知ってる。バレてるだろうなって思ってた。あと、お前らがAのこと好きなのも知ってる。」
「「 ...... 」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 384人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さとう(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます。返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。田中達好きなので絡み多めになっちゃってます😶更新を続けていきたいと思っておりますので、もしまだご閲覧頂けておりましたら宜しくお願いします🙇🏻♂️ (2月11日 16時) (
レス) id: a9db2b84a5 (このIDを非表示/違反報告)
さとう(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます。更新を停止していた期間が長く、これまで返信することができず申し訳ありませんでした。私も好きなキャラ多いのでなるべく多くのキャラと絡ませたいなと思っております (2月11日 16時) (レス) id: a9db2b84a5 (このIDを非表示/違反報告)
さとう(プロフ) - mbftmmさん» コメントありがとうございます。更新を停止していた期間が長く、これまで返信することができず申し訳ありませんでした。もし、まだご覧になって下さっていたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2月11日 16時) (レス) id: a9db2b84a5 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく好きです、、西谷と田中との絡み沢山見たいのと、私も全員分の落ちがみたいです！お時間のある時に更新お願いします！完結までついていかせてください！ (5月23日 22時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 16時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さとう | 作成日時：2022年6月27日 21時
