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「Aちゃん！あんた、天女かどうか探り入れられてたわよ！？」
『え、あれ、探り？ですか？』
あぁもうこの子ったら...と膝から崩れ落ちるおば様。おじ様も汗だくだった。
きり丸くんとついでにしんべヱくんは土井さんに送られて帰っていった。
「次は、は組と会ってください。会いたがってます」と言われて、素直に嬉しかったのだが、天女の疑いがかけられているとなれば話は別だ。
あぶない...分からないと答えていてよかった...
「...お姉ちゃん天女様なの？」
唐突に乱太郎くんが聞いてきた。
「そ、そんなわけないじゃない！」
「そうだぞ乱太郎！天女様はこんなに優しくないんだろ？先生や先輩がおかしくなるんだろ？
Aちゃんは土井先生と会ってもおかしくないじゃないか！」
焦ることを隠しもせずに、おば様たちは私を庇う。
...よくもまぁ、こんな疑われる奴が本当の姉になりたいと言えたものだ。
聞くところ、天女が良いやつじゃないのは最初からわかってた。でも、優しい君に期待してたのかもしれない。
「...そうだね！お姉ちゃんはただのお姉ちゃんだよね！」
明るく肯定するが、少しだけ乱太郎くんの手が震えていた。
拒絶されなかったことに安堵した。でも、嘘をついた罪悪感で胸がモヤモヤする。
一体、何があったんだ。天女は何をしてきたんだ。ただで虐げられる存在なんていない。昔恨まれるようなことをしたんだろうか。
最近、忍術学園関係者に度々会う。バレたらどうなるのか、先の見えない闇に恐怖が湧く。
情報が欲しい...
『...もう少し、天女の話を詳しく聞かせてください』
乱太郎くんが寝たあと、夫婦に頼む。
「！いいの？大丈夫？」
私への心配と、天女について詳しくなって、暴走しないかという我が身の心配も感じ取れる。
私もこの事態を随分すんなりと受け入れすぎている。頭がずっとクリアで、なんでも理解が早い。
天女の能力なのかもしれないな。
『はい、大丈夫です。ずっとここにいる訳にもいかないですし、帰る方法を知るためにも、行動範囲を知っておきたいです』
「か、帰るって...ここにいつまでもいていいんだよ？」
おじ様は目を泳がせる。
「...そう言えば、いつか帰らなきゃいけないのよね...」
おば様は頬に手を当て、ため息をついた。
話しましょうか。うん、はなそう。夫婦は心を決めて、私に天女について話してくれた。
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くまのん - 神作品を発見‼とっても面白かったです‼ (5月3日 16時) (
レス) id: 333fed96b4 (このIDを非表示/違反報告)
ますしん(プロフ) - わくわくどきどき…続きが気になりすぎてどうしよう！！現世での伊作もどきとの関係も気になる！ (4月25日 20時) (レス) @page24 id: 3a092db897 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - うわあ！待ってました！！ついに接触！？面白すぎます！！ (4月15日 13時) (レス) id: 47dba8b665 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - とても続きが気になって内容忘れないよう何度も読むくらい好きな作品です。 (3月31日 1時) (レス) id: 4cbcaaccff (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 私だけでこちらの不具合だったらごめんなさい。更新や日付けは新しくなるのに20から先が表示されないのは 作者様がまだ非公開にされてるからでしょうか？質問失礼しました (3月31日 1時) (レス) id: 4cbcaaccff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュモ | 作成日時：2024年2月29日 17時
