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5話 ページ6
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貴「(あの声は、雛馬綾戸…！)」
もう7年も前のことだったから、諦めているだろうと思っていた。
雛「オイ‼居留守してんじゃねｪよ‼」
私は急いで携帯を持って二階のクローゼットの中に隠れた。
ﾊﾞｧｧｧｧﾝｯ!!
雛馬がドアを開けて入ってくる。
早くなんとかしないと…！
私は震える手で携帯を開いて照美に電話をした。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
貴「(お願い…！早く、早くでて！)」
照「もしもし、A？どうしたの？」
貴「照美…‼たすけて…‼おね…がい…」
愛おしい人の声を聞けた事で少し安心できた。涙が溢れて止まらない。でも、この地獄を終わらせることは、まだ許されなかった。
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作者名：美亜 | 作成日時：2018年8月13日 23時
