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ただ、ひたすら
セフンの言動を思い出しながら
たまに、にやにやしながらも頷くスルギに
状況を説明した
でも、話してる途中から
自分の中の気持ちの矛盾だったり
もしかしたら、私の勘違いなんじゃないかって
冷静さを取り戻した
「っ……」
勘違い？思い違い？自惚れ？からかわれただけ？
それなら、私は今
とてつもなく恥ずかしい事を話してるんじゃないか
「A、大丈夫
もう、なんとなく分かったから」
スルギも
きっと青ざめてただろう私の顔を見て
今の私の恥ずかしさと
この戸惑いを理解してくれたんだと思う
「Aの中で1つだけ、引っ掛かってるんでしょ？」
「1つ？」
“もっとだよ！！”って言いたかったけど
私の唯一の味方のスルギの言葉を
ぐっと言葉を押し込んで待った
「セフンに彼女がいるって、そこだけでしょ？」
「いやいやいやっ！」
「え、違うの？」
もっとあるよ！
そう言いたかったけど
スルギが言う通り
確かに、そこはすごく大事なとこだと思う
その事実がある以上
こんな事で
戸惑う私だって悩む私だって
必要の無い事で
まったくな無駄な時間と気力を使うだけ……
「彼女云々は抜きにしてさ
Aはセフンの事、どう思ってるの？」
「そ、そんなの……
抜きに出来るわけないじゃん……」
一番大事な問題で
一番大事なとこでしょ？
私が好きとか嫌いとか
そんなの全然関係ないんだよ……
セフンには大事な人がいるんだからー
でも
じゃあ、セフンへの
私の本当の気持ちは？
そう思えば
私の中で1つの思いにたどり着いた
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作者名：LINK | 作成日時：2017年12月23日 21時
