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居酒屋に着けば
何事もなかったみたいに別々の部署にわかれて座った
「どうした？向こうでのみすぎた？
まさか熱でもあるの？！」
グラスをかちんと鳴らせば
スルギの手が頬に触れて
冷たいスルギの手に
そのオーバーなリアクションに
一瞬注目された気がして
「のみすぎたのかな……っ」
スルギの手を頬から離して
こつんとスルギの肘に自分の肘を当てて合図した
「ならいいけどさっ」
そうグラスを傾けるスルギ
「ちょっとだけ、失礼」
そう席を立てば
にやりと意味ありげに笑ったセフンと目が合って
どきっとする
そのまま廊下の奥に設置されたベンチに座れば
「なに、どーしたのっ？
向こうでなんかあったの？」
すぐにスルギが横に座って
ここぞとばかりにスマホをいじりだした
「もーわかんない、ほんとわかんないっ
どうなのスルギっ」
「ごめん、なんも伝わってこないわ……」
ふわふわとして、地に足が着いてないみたいなのに
どきどきした鼓動が
セフンの言葉を思い出させる
ぴりぴりするような緊張が
苦しく胸を締め付ける
「するぎぃーわたし、しぬかもー」
「なに、お姉さんに話してごらん？」
同い年のスルギがそうスマホ片手に笑った
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作者名：LINK | 作成日時：2017年12月23日 21時
