・ ページ19
無事に戻った事を部長に伝えると
「行かせてごめん」
申し訳なさそうに部長が笑った
いくつかのテーブルに
それぞれの部署が固まって座ってるのが見えて
部長から促されて
自分の部署に足を運んだ
「Aお疲れー」
スルギの笑顔とちょっと赤い顔に
結構なペースでのんでるって分かる
「お疲れ様です！」
そう回りから声をかけられながら
みんなの背中を避けながら奥に進んだ
「もー、Aいないから飲まされちゃったよー」
わざとらしく肩に手を置いて
だらっと寄りかかった甘えるスルギに
「自分から飲んでたんじゃないですかっ」
スルギと背中合わせのセフンが笑った
「Aがいないのに、ダニエルまでいないんじゃ
寂しすぎてお酒がすすむんだよ」
「Aさんはともかく
俺のせいにしないでくださいよっ」
セフンの横には、私と背中合わせのダニエルが笑って
「あ、ほら生きた生！」
スルギが大きく「それこっちー」って
片手を振れば
ダニエルと私のビールが届いて
「はい！じゃ、ちょっといい？」
それを遠目で見てた部長がグラス片手に
膝立ちでみんなに呼び掛けた
「今年も1年、お疲れ様でした！
また来年から宜しくお願いします、乾杯っ！」
「乾杯！」
その声と共に、グラスのかちんと当たる音が響いて
回りとグラスを合わせてから
「はい、ほんとおつかれーっ」
「おつかれー」
スルギの声に4人で笑いながら
グラスを合わせた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LINK | 作成日時：2017年12月23日 21時
