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思いの外早く部長からの連絡が相手方に入った
「Aちゃんとこも忘年会だったんだね
ごめんね、知らなかったからさぁ」
白々しい言葉
あわよくば合流、なんて考えてたくせに
「今は時期ですからね」
簡単にみなさんに挨拶をしてから
座敷を出た
すぐにでも
スルギに文句を言いたくて
バックからスマホを取り出せば
ちかちかと画面が着信画面に切り替わった
“もしもし”
そう言葉を発する前に
「今どこ？！どこにいんの？！」
慌てたダニエルの声
「え、ダニエル……？」
「そ、俺！
そんなんいいから場所教えて！迎えに行くからっ」
「もう、こっちは終わったよ？
今からそっちにー」
「俺は終わってないっ！
今すぐAさんに会いたい！
じゃないと呼吸困難で死ぬっ！」
はぁ、はぁって息をつく声
居酒屋の場所を教えると
「絶対に、そこ動かないで！」
それだけ言って、一方的に通話は切れた
スマホを見ればダニエルからの何度かの着信と
セフンからのLINE
"なんか俺達、勘違いされたみたい"
の文字が見えてー
"勘違い？"
そう返せば
"ダニエルの中で俺達付き合ってたらしい 笑
だから、昨日ご機嫌斜めだったんだろ"
セフンの返事に
"なにそれ 笑"
って笑ったけどー
"Aは鈍感だからな"
セフンの言葉に
"どういう意味？"って言葉を打ち込んで
すぐに消した
これじゃまるでダニエルが私を好きみたいじゃん
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作者名：LINK | 作成日時：2017年12月23日 21時
