よわむしプラネット.*･ﾟ【菅原孝支】

last story 愛してます。 ページ35

軽い足取りで歩く孝支くんを


早足で追いかける








着いた場所は屋上




菅原「んーー！気持ちいいなぁ」



屋上には、夏の心地よい風が吹いていた



A「どうして、屋上に来たの？」




すると、孝支くんは振り向いた



真剣な顔をして





菅原「A、好きだよ」


A「えっ」


菅原「俺は、Aのことが大好き」



いきなりの言葉に、熱を持つ頬


菅原「Aは？」


切なそうに微笑んで、優しく私の手を握る




A「もちろん、私も大好きだよ」



すると、へにゃあっと笑って


菅原「よかった、最近構ってくれないから寂しかった」


A「えぇ、嘘！？」


孝支くんは困ったように笑って


菅原「本当だよ、花野とばっか仲良くしてさぁ」






そして、ぎゅーっと抱きしめてくれた






あぁ、なんて愛しいの


暖かい気持ちが、心いっぱいに広がる





菅原「A不足」





菅原「ごめんね、孝支くん」



わたしも、ぎゅーっと抱きしめ返す









孝支くんは、優しく私を離して




菅原「これからも、ずっとずっと愛してます」




優しく落とされたキス



どこまでも、甘くて


溺れてしまいそうなキス









A「わたしも、愛してます」









君がいて、大切な家族がいて、大好きな友達がいる


みんなが私の側にいて



私の世界はくるくる、くるくる




回っている









Happy End.

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