story10 淡く消えて ページ11
A「えっ・・・」
驚いた、あんなに優しい笑顔を浮かべる
彼女はどこへいったのだろう
私が困惑していると、ぱっと表情を変え
真優「うそうそ!Aちゃん、可愛いんだから自信持ちなよ!」
あれ?さっきのは何だったの?
A「あはは・・・、ありがと」
うまく笑うことなんて出来なくて、私からは
乾いた笑みしかでなかった
真優「どういたしまして〜」
真優ちゃんは、ふらふらと自分の席に戻っていった
気づくと、私は手を強く握り締めていて
手のひらには爪の跡がくっきりと残っていた
それから、1週間くらいした頃
私はあの冷たい笑顔のことなんてすっかり
忘れてしまっていた
A「あれー、教科書が無い」
忘れたのかな?
A「みっちゃん、待っててくれる?忘れ物しちゃったみたい」
美結「いいよー」
みっちゃんを、待たせるわけにいかないので
急いで階段をかけあがった
私は教室の一歩手前で、足が止まってしまった
教室には、孝支くん
A「あれ、部活なんじゃ_____」
息が止まった
いや、呼吸を忘れていた
全身からは、冷や汗が吹き出た
孝支くんと真優ちゃんが抱き合っていた
A「こ・・・う、しくん」
声がうまく出ない
立ち尽くしていると、彼女が私に気づいた
そしてあの時のように
冷たい笑顔を、私に向けた
絡む視線
負けたのは私
もう、見たくなくてその場から逃げ出した
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結良(プロフ) - 210@スガ廃さん» おぉ、そうなんですか! なんていう偶然(゚ロ゚) (2015年4月2日 21時) (レス) id: dad35a5dcd (このIDを非表示/違反報告)
210@スガ廃 - 妹ちゃんの名前が…!!私の本名と同じだと…!? (2015年4月2日 0時) (レス) id: 2ad2cca8ea (このIDを非表示/違反報告)
結良(プロフ) - むにゅゆ(りあ)さん» えぇ!本当ですか!? そう思ってくれてありがとうございます(´;ω;`) (2015年2月28日 17時) (レス) id: dad35a5dcd (このIDを非表示/違反報告)
むにゅゆ(りあ) - なにこれ心が洗われたよ綺麗さっぱりと…もっと評価されろオラァ (2015年2月28日 14時) (レス) id: 10b3f492f5 (このIDを非表示/違反報告)
結良(プロフ) - 名無しラジオ☆彡さん» ありがとうございます! 新作も見ていただけると嬉しいです(´∀`*) (2015年2月22日 16時) (レス) id: dad35a5dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴 | 作成日時:2015年1月24日 18時