04.スキンシップ多めの関係 ページ4
だらん、とミュウツーの上にうつ伏せで寝転がり、転げ落ちないようにという彼の配慮を感じながらぱたりぱたりと時折足を揺らしながらスマホを弄る。
ミュウツーとミュウが居れば大体のことがどうにでもなってしまうため、私の部屋の内装はお部屋を借りたばかりのときとほとんど代わり映えしていない。
キャリーケースがそのまま衣装ケースで、ちょっとした小物もポーチに入れてキャリーに仕舞って。せいぜいベッドがあるぐらいだ。まるでミニマリスト。
…それなりの生活送ってるんだけどね。自分の部屋にいるよりもお兄ちゃんの部屋にいる方が良いとか考えてるとどうしてもこうなっちゃうんだよな。キャリーケースを引いてすぐ泊まりに行ける。
「…ふふふ。」
お兄ちゃんのことを思い出しては笑みが零れて、ミュウツーに線をなぞるように頭のてっぺんから後頭部にかけてを撫でられる。
お兄ちゃんは昔から私のヒーローだ。今の私があるのはお兄ちゃんのおかげだと言っても過言じゃない。
…お兄ちゃんの
私は今日も、生き延びている。
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赤(プロフ) - えいえんにこうしんまってます (8月24日 17時) (レス) id: 1060c20e47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユア | 作成日時:2021年3月10日 1時