やべえの連れてる一般人。 (ページ29)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:87,841 hit

29.何でもできる、それだけにページ29

「ん。へ～、とうとうAちゃんとふたり暮らしするんだ？」

「…とうとうってなんだよ？」

「だってお前、Aちゃんとふたり暮らししたかったんだろ？こんな一人じゃ持て余すような部屋に引っ越してさ」

「……なんというか…あいつ、ほっといたらどっか行っちゃいそうで。放っておけないんだよ」

「まー、分からなくはない。あのミュウツーにミュウだって、ちょっと目を離した隙に連れてきたんだろ？」

「そう。心底びっくりした」

「そりゃびっくりするだろうなあ。そのままどっかに連れてかれちゃうかも、ってのもありえない話じゃない…兆候はあるのか？」

「…今のところは、まだ。あいつらが悪い奴じゃないのは分かるんだけど、いざというときに躊躇うこともしなさそうで…」

「Aちゃんにここにいたいって思わせるしかない、か。俺達も協力できることがあるなら手伝うから、負けんなよ？」

「負けねえよ。負けてたまるか。あいつは俺の妹なんだ」

「おう。幸いなのはAちゃんがお前のことだーい好きだってことか…くははっ。年頃の兄妹がふたり暮らしか～。やばすぎ」

「厳密にはミュウツーもミュウもいるからふたりじゃないけどな。…俺なんかよりミュウツーの方がよっぽどハンサムだし」

「ふはww違いねえ」