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12.特に隠れたりもしない ページ12

色んなものを食べ歩いて、少し休憩しようかってスタバで飲み物を買うことにする。ミュウツーとミュウを連れてお店の中に入るわけにはいかないので、力一さんに買いに行ってもらって私達は外で待つことになった。


「Aちゃんは何飲む?」

「うーんと…じゃあ、キャラメルスチーマーで」

「じゃあ俺も同じのにしよーっと。ミュウツーくんはコーヒーの方がいいかな?」

「そうですね、ブラックコーヒーで…ミュウは期間限定のやつがいいかな?これ?」

「みゅう!」

「あはは、なんかイメージ通りだな〜。じゃあちょっと待っててね、買ってくるから」

「すいません、お願いします。」


謝った私に力一さんはにっこり笑って私の頭をぽんぽん撫でてくれた。人通りを避けて端に立つミュウツーにぽすりと凭れ、じゃれついてくるミュウと戯れる。

ミュウもまあまあ目立つけど彼よりも注目されるのはいつだってミュウツーだ。偶に黄色い声も聞こえるけど、そもそも彼は気難しい性格をしているので彼を好きな人よりも怖がる人のほうが多かった。

彼は私に酷いことなんてしてこない、いつだって私に優しく触れる、私の我儘を聞いてくれる。口数は少ないけれど、寂しいなんて思ったことはない。


「好きよ、ミュウツー。」

『…ああ。』

「みゅうん?」

「ふふ、もちろんミュウも。」


私は、貴方達が大好きだよ。

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(プロフ) - えいえんにこうしんまってます (8月24日 17時) (レス) id: 1060c20e47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユア | 作成日時:2021年3月10日 1時

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