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#68 ページ20

「っ！」


尻もちをついた涼介くんは、

立ち上がることができなくなっていた。


「もうやめようや。

こんなの無意味や。


お前は……喧嘩は嫌いやったやろ…。


なんでなん？



…



……光。」


光…？涼介くんじゃ無いの？


「な…なんで…」


驚きを隠せていない。

本当の事なのだろう。


「なんでこんなこと…」



悲しそうに光くんを見るしげちゃん。


静かに光くんが呟いた。




「『涼介』はいなくなったらダメなんだよ…」

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作者名：魅杏 | 作成日時：2015年6月26日 19時

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