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#7 ページ7
目が覚めると、革製のソファの上で縛られていた。
「目、覚めた？」
私の目の前にはさっきの男の子が座っていた。
「なんなんですか？」
私が問うと
「強い女の子だね。俺は山田涼介。」
微笑みながら話す男の子、涼介くんの目は闇に包まれ光がない、冷めた目だった。
「何が目的？」
「西のトップを呼び出すこと。」
西のトップ？誰？
「俺は、東のトップ。」
「何のトップ？」
「喧嘩だよ」
喧嘩のトップ？
「呼び出すってどうして呼び出すの？」
「質問が多いね。話し合いをするため。もう黙っててくれる？」
そう言うと、彼は私に近づき、口にタオルを、巻いた。
抵抗しても、男の子の力にかなうはずが無かった。
訳がわからない。
西のトップと私に何の関係があると言うのだろう。
こっちに来てから、３日。
そこまで関わりを持った人はいないはず。
しいていうならば…
大吾くん達。
大吾くん達が西のトップ？
喧嘩をするような人には見えなかったけど…
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作者名：魅杏 | 作成日時：2015年6月9日 19時
