とある呪術師のお話し (ページ4)

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宿儺の器ページ4

6月の心地よい風薫る空、とはお世辞にも言えないようなジメジメとした、鬱陶しいような空の下に1人のとてもとても美しい少女がいました。

腰あたりまであるであろう美しい黄金色の髪、ぱっちりとした瑠璃色の瞳、この世の女性は彼女を見て嫉妬や、羨望の眼差しを向けてくるでしょう。

誰がどこから見ても美少女です。

そんな少女とは一体どこの誰の事でしょう？

それは、私です！

あ、もちろん冗談ですよ。

この堅苦しいピリピリした空気を和ませようとしただけです。
そうそれだけ。

今私の目の前には上半身裸の少年と、ウニみたいな髪の毛をした少年がいます。

そしてその2人の間には新しい友達と出会ったような、ウキウキとした雰囲気とはかけ離れた空気な流れています。

？「動くな」

ほらね。
全然楽しい雰囲気ではありません。

？「オマエはもう人間じゃない」

そう彼ーーー虎杖悠仁は今、ほんの数分前から人間では無くなってしまったのです。

事の発端は今から数時間ほど前ーーー

短くなってしまいましたが、切りがいいので次のページに行かせてもらいます！