.ホットカフェラテ.(黄) (ページ27)

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そんなこんなで日々は過ぎ、ついに待ち望んでた12月25日。

街はクリスマス一色で、
歩く人々は心なしかそわそわしているように見える。

そんな中私は焦っていた。

(……これは、まずいかも？)

全身が鉛のようにだるい。頭痛がする。

明らかに体調が優れない。

それもそのはず。

早朝からパン屋のバイト。

授業、そして居酒屋バイト。

夜帰ったら学校の課題をして、寝て起きたらまたパン屋…

薄々自分でもわかっていたが、ハードスケジュールだった。

ほぼ毎日このように過ごしてたら、体調を崩すのも無理はない。

それも今日までだからと思って気づかないフリをしてきた。

(明日で一旦パン屋終わりだし、頭痛薬飲めば平気平気！)

熱がないのが幸いだった。

パン屋での勤務をなんとか乗り越えて、

大学へ向かった。

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「……ねぇ、…A、Aっ！！！」

『へぁっ？！』

「授業終わったよ！珍しく爆睡だったね。」

『本当に？！あー、やっちゃった…』

「…っていうか顔色悪いよ？

今日大事な日なんでしょ、大丈夫なの？」

『っ大丈夫大丈夫！そうだ私用事あるんだ！

ごめんさっちゃん今の授業のノート今度見せて！じゃあね！』

心配するさっちゃんを振り切り、

明らかに悪化している身体に鞭を打って、

とある場所に向かった。