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文化祭も無事に終わり、あっという間に
ホームルームの時間に。
舘「みんな今日は一日お疲れ様でした。
月曜日は代休になるので、ゆっくり休んでね。
あと、来週からいよいよ入試が始まる人も
いると思うから、週末でしっかり対策を取るように。
じゃあ、今日はこれで終わります。
Aは日誌持ってきてね。
お疲れ様でした。号令！」
山崎くんの方を見るとクラスの男子に
今日のことをいじられていた。
なんか申し訳ないことしたな…
少しばかりモヤっとした気持ちのまま
先生が待つ古典史料室へ。
“コンコン”
貴「失礼します。」
舘「いらっしゃい。ありがとね。」
貴「先生、チョコバナナ美味しかったですか？」
舘「Aが作ってくれたやつだったから
すごく美味しかったよ。」
貴「よかった。」
舘「というか、山崎に告白されてたね。」
貴「そこは触れないでもらって…」
舘「なんで断ったの？」
貴「なんでって…」
舘「好きな人って誰のこと？」
貴「意地悪過ぎます…。わかってるくせに。」
舘「教えて？Aの口から聞きたい。」
貴「宮舘先生です…。」
舘「ありがとう。」
なんて言って頭を撫でてくれる。
舘「ほんとうはギュって抱きしめたりしたいんだけど、
まだお付き合いしてないからそれもお預けね。」
“先生と生徒”という関係が私と先生の恋を邪魔する。
早く春になればもっと近づけるのに…。
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作者名：みづき | 作成日時：2021年1月22日 3時
