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貴「失礼します。」
舘「お、やっときたよ。」
貴「すみません。」
舘「この間はありがとうね。」
貴「え？」
舘「お菓子。美味しかったよ。」
貴「あ、よかったです。大したものじゃ
ありませんが…」
舘「ううん。今までで1番美味しかった。」
貴「そんな大げさな…」
舘「俺は嘘つかないよ。」
貴「ありがとうございます。」
舘「それで、お返し。」
そう言って私に渡してくれたのは
小さな箱に入ったクッキーだった。
舘「手作りだからお口に合うかわからないけど。」
貴「先生が作ったんですか…？」
舘「うん。普段から料理するからね。」
貴「ありがとうございます…！今食べても
いいですか…？」
舘「もちろん。」
そう言うと、私の手からクッキーを
取り、一枚差し出してきた。
貴「あ、ありがとうございます。」
舘「何受け取ろうとしてるの？」
貴「え？」
舘「口、開けて？はい、あーん。」
先生に言われるがまま、口を開けると
クッキーが放り込まれる。
舘「どう？」
貴「すごく美味しいです…！」
舘「よかった。あ、そうだ。」
貴「なんですか？」
舘「テスト、よく頑張ったね。」
そう言って見せてきたのは100点満点の回答用紙。
貴「え…？」
舘「これ、Aの回答だよ。
まさか満点取ってくるなんてね。
あの時の補修が効いたかな？」
そう言って頭を撫でてくれる、先生。
貴「嘘…やったー！」
舘「頑張ったAにはちゃんと
ご褒美あげるから、成績楽しみにしといてね。」
貴「はい！」
初めて古典のテストで満点を取るなんて…
これは紛れもなく宮舘先生のおかげ。
あの時頑張ってよかった…
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みづき(プロフ) - ぽんさん» すみません、大変失礼致しました。 (2020年12月15日 20時) (
レス) id: 9ce3e526a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みづき | 作成日時：2020年12月15日 19時
