糸が結びつくその日まで。〜spring〜

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体育祭当日



放「ただいまより、3年生による



応援合戦です。」



いよいよ本番。約2週間練習してきたことは



絶対無駄じゃない。みんな一生懸命になって



覚えてくれたし、今日この日まで頑張ってきた。



舘「よし、4組のみんな。円陣組もう！」



美「4組集合ー！」



ラ「ほら、岩本先生も！」



舘「よし、みんな今日までよく頑張った。



今までの練習の成果をしっかりここで



発揮して最高のものにしよう。」



照「よし、4組勝つぞー！」



全「「オー！！！！！」」



ボルテージは最高潮。



いよいよ私たちの番。



放「最後は4組による応援合戦です。



お願いします。」



放送委員の声を合図に応援団から



演目がスタート。



団長のラウールくんを先頭に走って行く姿は



青春そのもの。



約3分の応援合戦が終わり、いよいよ私たち



ダンスチームの番。



照「よし、思いっきりやってこい！」



ダ「「はい！！」」



宮舘先生は正面から見られるように放送席のところに



立っていた。



ピストルの音を合図に運動場へ入って行く。



美優が手を上げたのを合図に音楽がかかり始める。



ダンスをしているときは、本当の自分を



出せている気がする。得意のガールズで



魅せていけばワッと起こる大歓声。



これこれ。テンション上がるんだよねぇ。



無事にミスなく、最後まで踊りきった後、



宮舘先生の方を見れば、口をポカンと



開けて立っていた。



ちょっとびっくりしちゃったかな…

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