糸が結びつくその日まで。～spring～ (ページ1)

今日:21 hit、昨日:17 hit、合計:38,043 hit

01 ページ1

.

.

桜の蕾が開き始め、暖かい空気が

春の訪れを知らせてくる。

私はこの春から高校３年生になる愛崎A。

今日から始まる新学期に胸を踊らせ、学校まで

親友の美優と歩いて登校。

美「3年生こそ同じクラスだといいね。」

貴「うん。まさかの2年間クラス違ったからね。」

美「担任の先生誰なんだろう。

阿部先生がいいなぁ。」

貴「阿部先生って物理学の？」

美「そう！だって、優しいし、頭いいし、

イケメンだし。」

貴「でも、この学校の先生、いい先生多いじゃん。」

美「そうだけど、岩本先生とかだったら

絶対厳しいじゃん！？

どうか優しい先生でありますように…」

なんて話をしているうちに学校に到着。

教頭「はい、おはよう。校舎入口に

クラス表貼ってるから確認してクラスに入ってね。」

校門に立っていた教頭先生の言葉を頼りに

3年生の校舎入口へ。

美「A、私クラス見てくるね！」

なんていって走っていった美優。

どうか1人でもいいから知ってる人がいればいいな…

美「A！同じクラス！」

貴「本当に！？よかったぁ！」

これで3年生の生活は、1人で過ごすことなく

済みそうだ。

あとは担任の先生…

発表されるのは全校集会。

新しいクラスにカバンを置いて、いざ体育館へ。