幸福日和〜couple life 4th〜

No.37 ページ37

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亮平くんからプロポーズを受けたあの日から



早いものであっという間に年度末に。



あのあと、お互いの実家に挨拶に行き、



結婚の了承を無事に得た私たちは



3月3日、無事に入籍することができました。



貴「なんかまだ実感わかないなぁ…」



阿「まぁ、徐々に実感が湧いてくるよ。」



仲直りした次の日、二人して手を繋いで出勤したら



深澤先輩から1日もチャンスいらないじゃん！って



突っ込まれたっけ。なんて思いながら



今日も二人で仲良く出勤。



阿・貴「おはようございまーす！」



照「今日も朝からラブラブだなぁ。」



目「あの日のそうどうがまるで嘘のようだな。」



深「めめ、嫉妬してるでしょ？」



目「嫉妬も何も、もう奪いようがないですよ。」



部署にはいったところで、お互いのデスクに座る。



照「Aちゃんさ、」



貴「はい？」



照「最近、なんかめっちゃニコニコしてない？」



貴「え？気のせいじゃないですか？」



照「今日、明日からの新年度の決起集会だから



下手にニヤニヤしてると怒られるぞ。」



貴「気をつけます…」



そう、今日は明日からの新年度の決起集会。



大広間に社員全員が集まり、社長の話を聞いていく。



佐「今日これで終わりだっけ？」



貴「たしか、そうです。」



照「…早く帰ってトレーニングしたいな。」



みんな早く終わらないかとだんだん姿勢が崩れていく。



決起集会も終盤に差し掛かった頃だった。



司「それでは最後に、広報部の阿部さんから皆様に



お知らせがあるということですので、ご登壇お願いします。」



亮平くんが…？まさか転勤とかじゃないよね…？



阿「えー、ただいまご紹介に預かりました。



広報部、部長の阿部です。



今ここに登壇させていただいたのは、僕から



皆様に、ご報告がございます。



話に入る前に、企画部の村上さん、



ご登壇お願いします。」

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