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5-17 ページ17
康二くんが部屋に戻った後、私と翔太くんの間に沈黙が生まれた。
それもそうだ。あの状況を他人に見られたら気まずくなるのも無理はない。
もう今日は部屋に戻ったほうがいいのだろうか、そう思った矢先に沈黙を破ったのは翔太くんだった。
渡「…さっきは悪かった。」
貴「ううん。おちょっくった私も悪かったから。」
渡「そうか…。もしかしたら、他のやつらに何か聞かれるかもしれないけど、Aちゃんは何も言わなくていいから。俺が全部受け止める。」
貴「わかった。」
渡「…気分転換に散歩でも行かね？ついでにランチも食べに行こうよ。」
貴「うん。いいよ。」
正直、びっくりしたけど、どこかドキドキした自分もいた。
でも、今日のこの出来事をきっかけに9人との関係性がまた大きく変わりそうな、
そんな気がした。
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作者名：みづき | 作成日時：2023年3月28日 0時
