菅原さんがかっこよすぎる！ (ページ10)

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ストーリー9 ページ10

―菅原side―

休憩中、俺が拗ねてたらAが様子を見にきた

『あの、菅原さん。私何か気に触るようなことしてしまいましたか？』

たぶん、大地だな
可愛くてマネの仕事に一生懸命で誰とでもすぐに打ち解けられて
可愛くて、可愛いAが他のやつと喋ってるのが嫌だったなんて
そんなこと言えるわけねーべ

『あ、あの菅原さん？』
「いや、悪い。俺のわがままだから気にしなくていいよ。ごめんな。」

よーし、練習練習！大会は3日後だ！
と自分に喝を入れて練習に戻った

一年調子いいなー、頼もしいけど
俺も負けてられないな

「いいぞー日向！ナイスフォロー！」
「あざーっす！！」

次は影山のサーブか
あいつきた時からうまかったけど、最近はどんどん調子上げてるんだよなぁ
正直取りたくない…笑
大地とか西谷のことマジで尊敬するわー

「いけー！殺人サーブ！！」

あ…ちょっと前に投げすぎじゃないか？
あのまま強打したら、絶対特大ホームランだ
軟打に切りかえろよ～
って念送ったんだけど、やっぱり強打かー
やっぱなーと苦笑いしていると

「あ、危ない！」

山口の声で目を開けたら

ガッ…ダン！！

「Aっっ！！！？」

どさっ…

影山のサーブは威力そのままにAを吹っ飛ばし、
すごい音とともに壁にぶつかった
瞬きをした次の瞬間、Aはそのまま倒れ込んだ

「Aっ……！！」