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ストーリー16 ページ17

―貴方side―

午前中の試合もフルセット戦ってたみたいで、バスの中ではみんなぐっすりだった



な、なんと
私の隣で菅原さんが寝ています…!

しかも…お、お顔が私の右肩にっ…


綺麗な顔だなぁ、まつげなっが。

うわ、肌綺麗―



いいなぁ。と思って
ほっぺたを触っていると



ぱしっ

『…え』


菅原さんに手を掴まれる

「…なーにイタズラしてんだよ」

まだ少しトロンとした顔のまま優しく笑ってそう言ってきた



『す、菅原さん⁈//』


思わず手を引こうとしたが、思いのほか強く掴まれていて解けない

…いや、単に私の筋力が落ちているだけか笑



「しー…みんなが起きちゃうだろ?」

人差し指を口に当てて小声で言ってくる



〜〜// は、破壊力が半端ないです…!


こく、と小さく頷くと

菅原さんがふっと優しく微笑んだ




かっこいい…と思っていると



ちゅ…

小さなリップ音と目の前に目を伏せた菅原さんのドアップ

一度離れて、もう一度小さなリップ音が耳に届く




「………は」

「…ふっ、どうしたの?大人しいじゃん」






〜〜〜〜っっ////
い、いい今キスっ…
みんながいるのに…!



あまりの恥ずかしさに何も言えずに口をパクパクさせていると、

菅原さんが私の後頭部と背中に手をまわし
優しく私を抱きしめた



そして





「…本当によかった」


耳元でそうつぶやいた

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作者名:まっしー | 作成日時:2019年5月13日 22時

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