言ってなかっただけ JK [BTS] 2 (ページ9)

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JK

JM｢ジョングクGRACEペンだからさ？｣

ほらほらと俺のバックを差し出す

くそー、バレてたのか、、、

ニタニタしながらやってやった感を出すジミニヒョンに

こういう強引な話の持ってき方じゃなくてさ！

とイラっとはしたが

Aのペンとしてなんならサイン会第一号？として目の前でサインを頂ける

このシチュエーションに感謝することにした

ありがとうヒョン

座っているAをチラっと見ると

長く濃密なまつ毛をパチパチとはためかせていた

状況が掴めてない様子

うわぁぁぁ待って

以前としてフードを被ったままで

机に指先が見えるか見えないか程度の腕が置かれている

心臓がやかましく音をたてる

呼吸が浅く早くなる

この部屋ってこんなに暑かったっけ

Aの机越しに目の前に立ち

どうにかいつも通りを装うため、息を大きく吸って吐いた

口の中が砂漠のようにからからになっている

手に持っているCDと雑誌を強くにぎった

しゃがみ、膝立ちになった

A｢あんにょん｣

ニコニコと机にひじをつき手を振る

あまりの神々しさに固まった

眉毛を下げて心配そうな顔で

間違ってた？

と聞くAにハッとした

いかんいかん

見とれていた

あってると慌てて訂正すれば

よかった～とふんわりと笑うA

俺をからかうようにして見ている視線を感じてAにバレないように睨む

ほらやっぱり、

口元を全力で抑えて隠してるし、目が合った瞬間思いっきり離された

ドアの近くでオブジェのようにじっとたたずむボディーガードが視界に入った

そうだ

今は俺がAを独占できるんだ

そう思った途端

Aとこうしてふれあう権利を与えられた気がして

どこからか湧いて出てきた自信がみなぎった

肩を後ろに引き、胸を張る

机に置いていた雑誌を開き

マッキーを取り出してAに渡す

実際には渡そうとして持てる状態出ないことに気が付いた

Aもその事に気が付き気まずそうにひじを机についたまま手のひらを天井に向け肩をすくめた

すかさずAのアウターの袖をまくってあげた

真っ白な手の指先が赤くなっている

ひんやりとしたなめらかな手が触れた

心地よい冷たさにもっと触れていたいという欲望がさらに強くなった

手首の所までめくり、はい、どうぞと完成したことを伝え、袖から手を離した

それを拒むかのように

Aの手が俺の手を引き戻した

握られている！？