言ってなかっただけ JK [BTS] 2 (ページ15)

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A

PDのおすすめのレストランに行くことになった

彼らとは別の車に乗って行ったが

車に乗る時も降りたあともJIMINがJUNGKOOKの肩に手をまわし

こそこそと楽しそうに話していた

楽屋にあいさつに行った時のことを思い出す

かわいい顔のJUNGKOOKと

女の私が自信を無くすくらいかわいい仕草をするJIMIN

中性的な印象の彼らが合わさると

そこに私の入るすき間なんてない

自分で思って、自分で傷ついた

店内は

高級感溢れる、老舗って感じ

たぶん韓国の伝統的な内装

日本と似ているけどやっぱり違う

よかった、テーブルとイスだ

日本でもそうだけど床に座るのは慣れない

足が痺れちゃうし

みんながあれこれ注文していく

え？そんなに食べれるの？

大丈夫？？？

私の心配をよそに隣に座っているJUNGKOOKが何か気になるものは？

とメニューを差し出したがこれ以上注文するのは怖すぎる

丁重に断った

残しちゃうでしょ？

いや、その前にテーブルにのりきらないんじゃない？

いい匂いと共に続々と料理が運ばれてくる

美味しそう

すっと横から手が伸びて来て私の前にあった取り皿を取って立ち上がる

JUNGKOOKを下から見つめた

顎のラインが男性らしくてドキッとした

色んな料理を少しずつ取り分けてくれた

お礼を言って

手をつけた

その間じっと私を見つめる

腿と腿をぴったりとくっつけた

緊張するからやめてって言いたかったけど

私を見てくれないのはもっと嫌だから

静かに見られておくことにした

美味しい、これ好きと感想を言うたび

嬉しそうに目尻にシワを寄せて

そうでしょ、こっちもおすすめだよ、これはね～

とさらによそって丁寧に説明してくれる

笑った時に出る前歯がかわいい

初めは親切心でやってくれているのだと思った

2回目からは好意なのかと勘違いしそうになった

私の目の前に彼が取り分けてくれた皿でいっぱいになると

あれ？この光景知ってる、、、

実家に帰ると、母や祖母がこれも食べなさいと

大量の食事を出して来るのに似てる

この行為は好意ではなく

母性、？

嫌よ、そんなの

でも根拠がある

辛辣なちっちゃな私が認めなさいと私を叱る

彼と親密な関係であるだろうJIMINは嫌な顔せず

私とJUNGKOOKを交互に見て微笑んでいる

普通嫌じゃない？恋人が他の人に構いっきりなんて

私なら嫌だ

JIMINはきっと自信があるんだ

JUNGKOOKが私に向けるのは

子どもを世話をする母性だと

だから余裕なんだ