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A
よくばりな私は
"これ以上"を望んだ
次は何をすればいいの？
と教えてもらう立場を利用して彼を試した
明らかに動揺してモゴモゴと喋る彼
質問という単語が耳に入る
何を聞きたいの？
何を求めているの？
なんだって答えるし、なんだってしてあげる
挑発的で大胆なちっちゃな私が前のめりになり、彼の声に耳を傾ける
一語一句聞き逃さないように
でも耳を疑った
JK｢好きな食べ物はなんですか？｣
はい？
決して私の聞き間違いでも勉強不足でもないはず
だって教科書に載ってる疑問文の例にあったもん
もっと込み入ったことを聞かれるのかと思った、、、
当たり障りのない質問に拍子抜けしてしまった
確かにまだ数回しかあったことがない
彼にとってはこのくらいの距離感なんだ、
まだまだ遠くて
親密な話をするには早すぎるらしい
私が先走りすぎただけ、そう言い聞かせた
なんだか賭けに負けた気分
だから私も典型的な答えを返した
ぶっきらぼうだったかも、
慌てて取り繕うように
私から彼におすすめを聞いた
んー、と唇を突き出し目線を斜め上にあげる悩む仕草が可愛らしくて
自分の口角が上がっているのに気が付いた
焦らずゆっくり行こう
自分だけが
彼との進展を今以上の関係を願っていることに胸がキュッと傷んだが諦めたくはなかった
この彼への甘酸っぱい気持ちを大切にしたい
いつぶりだろう？
誰かに夢中になるのは
周りから色んな単語が聞こえた
ほとんど聞いた事のないものだったがサムギョプサルやチゲ
と言う単語を耳が拾って、食べ物の名詞の話をしていると分かった
メンバーと楽しそうに話す自然体の彼も魅力的だった
今から食べに行こうよ、連れてってあげるよ
とキラキラした目でVが言う
急な展開に驚いたが断りたくなかった
リアムに視線を向けると慎重に頷いた
メンバーの皆さんも乗り気なので
ぜひ、お願いしますと誘いを受けた
スマホ片手にあそこがいいよ、こっちは？
とお店選びをしているのをただ見つめた
彼らの心遣いが嬉しかった
そんな中
PDが現れ昼食に行くことを報告したRMに
PDはそんなに仲良くなったのかと関心したような声を上げ、嬉しそうに彼らを見た
リアムに本当にいいのか？と念を押す
口元に笑みを浮かべて快く頷く彼を見て私までつられて口角が上がった
A｢そう、だからみんなで行きましょ？PDも一緒に｣
私にチャーミングな笑みを向けた
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みむ - 最高です大好きすぎます！ (2020年2月15日 1時) (
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作者名：むみょん | 作成日時：2019年9月10日 0時
