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YG
一足早く録音スタジオについた俺らはどうしたらいいのか、、、
決して広くないこの部屋には俺らとマネヒョンだけ
クオズはキャスター付きのイスに座りブラブラと回転させ、天を仰ぐ
俺は奥の誰もいないレコーディングをガラス越しに見つめた
ホソガは俺とナムジュンの間にスっと立ち
俺らの肩に手を置く
HS「俺はヒョンとナムのこれまで作詞作曲に携わってきた者としてのプライド、責任感、理解してるつもりだよ。だから、さっきの言葉、痛いほど分かる。でもちゃんと本質を見極めたいんだ。GRACEちゃん?やヒョンたちの敵、味方ではなく。中立の立場として。」
いつもの明るい笑顔を向け、意志を表示する
YG「ああ、」
そういうとこホソガらしいな
PDは入ってきて早々に
指示を出した
GRACEの実力を見るために
曲を選べ
と、その声には自信がみなぎっていた
これから起こることを楽しみにしているともとれる
受けて立とうじゃねぇか
頭の中で色んな曲が駆け巡った
選ぶのに時間がかかりそうだ
HS「さっきからラブソングばっかじゃん!」
TH「いや、だってI need youとかI love youとか言われたいじゃないですか、」
JN「ひゃっひゃっひゃ」
NJ「やー、それはスペイン語の曲だろー」
JK「女性の歌っている曲の方がいいんじゃないですか?」
JM「じゃあ、さっきからNO NAME入れてるお前はどうなんだよー!」
JK「確かに性別分からないですけど、、、」
YG「PDがなんでもいいって言ってんだ、好きにしろ」
騒がしいなーったく
進まねぇよ
レコーディング室のドアをPD自ら開けた
Aが入ってきたことに気がついた
PDはマイクを通して
レコーディング室にいる彼女に
曲を流すまで少し時間がかかるから
声を慣らすなりリラックスしててと
優しく微笑みながら声をかけた
VIP扱いだな
彼女に目を向けると
強ばっている、不安げで、迷ってるような感じ
ビビってるな、
無意識のうちに鼻で笑っていた
マイクを掻払うように
BDが励ましの言葉を送った
リアム「何も気にする必要はない。
Aらしく歌いなさい。
まだ誰でもなかった
ただ小さな女の子だった時のように
君なら出来ると知ってる、確信してる
you can do it」
その言葉を聞いて
こわばった顔の緊張が
ほどけていく
徐々に笑顔に変わりニコッ微笑みを向けた
久しぶりに見る彼女の笑顔は
眩しくて
つい目を逸らしてしまった、
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作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時