検索窓
今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:169,700 hit

10 ページ10

A


いつもの自分を取り繕って

トイレから出ると

私の羞恥な姿を晒したというか

作り出したというか、、、

ポーカーフェイスの男を見て思い出した

私怒ってたのだと




正面に立ち




腕組をして息を大きく吸った

A「Liam(リアム)!!!」

あからさまに私怒ってます

と分かるような口調で言ったのに




何か問題でも?と言いたげに両眉を上げた




私がどれだけ恥ずかしくて

自尊心を傷つけられたか

リアムは分かっていない




公共の場で担がなかったっていいじゃない!




そういうと

何倍もの正論が返ってきた






本番まで時間がなかったこと

私が高いヒールを履いてトイレまで素早く移動できないこと

→以前ヒールを履いていた時にバランスを崩してくじいたことを思い出した

ひも式の靴であり脱いだり履いたりが容易でないこと

機材や人が充満している中で

私がスムーズに通れないこと

←これちょっとディスってると思う、

確かにリアムはがたいがいいし

そこら辺の人より背も高い

威圧感も半端ないけどね








そんなこと考えてたら話が終わってたらしく

両肩をすくめて

素直に謝った

精神的にズタボロになったけど

リアムの言っていることは正しいし、

悪いのは私だ

私の主張は逆切れでしかなかった



ところでここに突っ立って

おしゃべりをしてるヒマはないと思うんだが、

どこか楽しそうなリアムの声が私を現実へ連れ戻した

怒りですっかり忘れてた

リアムはまた少し屈んでまた私を担ごうとした




が、もうその手にはのらない

スッと華麗に避けて舞台袖にもどる


自分の足で


心の中でガッツポーズをした

諦めたようにわかったといって

黙っていつものように私の後ろについた

少しの自尊心を取り戻し

さっき来た道を戻っていく


ここまでは良かった


さっきのことがあったからか

さーっと通路に立っている人に

避けられ目的地まで道ができていった

痛いほどの視線と

こそこそ話す音が聞こえた

なんて言ってるのかわからないけど

私のことを言っているのだろう





つらい

変なレッテルを張られないことを祈った





戻ると

まだメンバーがいた

よかった

それでもギリギリだったらしく

服装と髪の毛を直されながら

メイクさんとマネに小言を言われながら

ステージへと進んだ

11→←9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
358人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , バンタン , BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。