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JK


髪の毛も決まったところで

はい、完せ/言い終わる前に

勢いよく立ち上がりメイクヌナに感謝を伝えた

みんなが驚いたように見てるけど

そんなの気にならなかった

舞台袖に向かおうとドアに手をかけた

おっ、ジョングギも終わったのかヒョンと行こう

と肩に手を置かれ、声をかけられた

ジンヒョン!!!

空気読んでよ!

あからさまにイヤな顔をしたら

ヤーと言ってバシバシ叩いて怒ったが

一緒に舞台袖まで着いてきた←



このヒョンはうるさいからな

悪目立ちするんだ

クールにキメたかったのに

このヒョンの隣だと、うん、

無理だな、←


JN「いやーヒョンは嬉しいよ
準備が早くて
いつも僕が早く終わって
1人で行ってたから」


ひっきりなしにしゃべってる

そのヒョンの隣を無言で歩く

あ、オヤジギャグまで出てきた

1人でひゃっひゃっ笑ってるし

運営側のスタッフさんにも見られてるよ

舞台袖に着いてもヒョンの口は動き続けた

もー、

JK「ヒョンちょっとは静かにしてください」

そういうと

文句を言ってたけど、さっきよりは静かになった

よかった一安心

胸を撫で下ろしてると



ちょうど通路の奥からまた別のグループが来るのが見えた


もしかしたら、、、


スタッフに囲まれてアイドルの顔は見えないが

他のどのスタッフよりも

顔一個分くらいとびでてる

あのボディーガードは間違いない

Aがこっちに向かってる

急に自分の心臓の音が強く聞こえた

こんなににもドキドキするのか

周りにも聞こえるんじゃないかと心配になるほど

自然と胸に手を当て、

鼻からゆっくりと息を吸って吐いて

落ち着けようとした


どうしよう会いたかった人に会える

憧れの先輩アーティストに会う前とは

また少しちがう、、、



なれないこの感情に戸惑った




握手会やサイン会でのアミは

こんな気持ちなのかな、、、




吸い込まれるように

その集団をじっと目で追った

周りの音や話し声なんて気にならなかった

聞こえるのは

自分のいつもより格段に早い鼓動と

浅い呼吸だけだ

横を通り過ぎた時

Aがスタッフの間から少し見えた

わずかに綺麗な横顔が見えたことでも、

さらに胸が高鳴った





重症だ

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作者名:むみょん | 作成日時:2019年8月6日 0時

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