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シルクside
パーティーも終盤になりそろそろ帰るかなと思っていたところ
マサイの妹と従妹が仲良く話しているのを見てマサイがさっきからいないことに気が付いた
「あいつ酒取ってくるって言っていなくなってから結構たってるよな??まで帰ってこないのか??」
とお皿いっぱいにデザートを持ってきたンダホに聞いた
「そーいえば、全然帰ってこないね〜、おなかでも壊したのかな〜」
「いや、トイレか!籠りすぎだろwww」
「まぁ、いいや、ちょっと探してくるわ」
と言ってその場を離れた
会場の中をふらふら歩きながら探す
顔見知りにあったら挨拶をしながら探してるとテラスがあることに気付いた
(ここ広いなって思ったのに外もあんのかよ)
とテラスに出ると外にあったテラスにマサイが座っているのを見つけた
(おっ、いたいた)
マサイは抜け殻みたいにぼーっとしていた
「おいっ、マサイ!大丈夫か??」
肩を揺さぶると目が合った
「おいっ、何があったんだよ」
と強く言うとぼそぼそと言葉が返ってきた
「おれヒドイこと言った・・・・・・Aの隣にカンタがいるの見て・・・・・おかしくなった・・・・・・」
(なんとなくなにがあったかわかった)
「お前は本当にAのことが好きなんだな、それはな、嫉妬っていうんだ」
「こないだから・・・・避けられてる気がするんだ・・・・」
「えっ?お前なんかしたんのか?」
「なんも・・・・訳がわかんねぇよ・・・」
シルクは黙ってしまった
(そういえば、あの日も月が見えたな)
「月が綺麗だな」
「は?それは男に言うセリフじゃねーだろww」
「は?どーゆー意味だよ」
二人で顔を合わせる・・・・・。
シルクの方から話し出した
「おまえ、マジで言ってんのか?」
「だから、何がだよ」
こいつwwマジで分かってねぇww
「月が綺麗ですねって言うのは昔、夏目漱石が訳した言葉でILOVEYOUってことなんだよ」
「えっ///////」
マサイは顔が真っ赤になる
「たぶんAは知ってたんだろーよ、でもお前から何も言わないからわかんなかったんだろ」
「どうしよう・・・・。明日会う約束をしてる」
赤くなったと思ったら今度は青くなる
忙しいヤツめ
「まぁ、Aに明日、改めて告白すればいいだろ」
ポン
と方に手を置いた
「告白・・・。」
「勘違いさせたままだと辛いだろ」
「わかった」
手を強く握り月に向かって誓った
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作者名:みぃ | 作成日時:2017年12月20日 9時