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マサイside
頭がズキズキ痛む
ここはどこだ?
目を開ける・・・・・まぶしい。
「うぅう。。。あたまいてぇ。。。。」
「ほら、のめよ」
上から声がする
誰だろうなんて思うことなくわかる
この声はシルクだ
ゴクゴクゴク
久しぶりに水分を吸収している気がする
ようやく目を開ける
まだ口の中は甘い気がした
「なんでシルクがいるんだ?」
そう、たしかシルクが帰ってくるのをAの部屋で待っていたはず・・・・・。
「お前の飲み過ぎな、昨日俺が行った時には爆睡かましてたぞ」
そーだ、たしかAがお酒を出してくれてそれを飲んだんだ
梅酒はあんまり飲んだことがなかったけど甘くて飲みやすかったからそのまま飲んだんだっけ・・・・。
「でも俺そんなに飲んだ覚えはないぞ?」
「お前、梅酒なんて全然のまねぇだろ?あれけっこう度数高いし、ふつーロックとか炭酸でうすめて飲むんだよ、ストレートでがぶがぶ飲むから酔いが回ったんだろ」
確かに普段飲むことがないし、慣れてなかったんだな・・・・・。
「Aが心配してたぜ」
「あっ!Aは??」
「昨日お前をこっちに運んで自分の部屋帰って寝たよ、あー、さっき仕事行く前に味噌汁届けてくれたぞ、お大事にって、後で連絡しとけよ?」
「うわぁー、俺やらかしたなー・・・・・。えっ、どーやって連絡すんだよ」
ポロン
ラインが届いた音がした
「俺が朝聞いといてやったぞ」
感謝しろよな〜とどや顔のシルク
速攻でラインを打った
マサイおはようございます!昨日は酔って寝っちゃってごめん、まじ迷惑かけてごめん 味噌汁ありがとう!これからいただきます
いつの間にか頭痛は忘れていた
こっちを見ていたシルクがおもむろに話し出した
「Aって良い奴だよな〜」
「えっ?あっ、お前もそう思うよな・・・。」
「マサイ〜、おまえさぁ、Aのこと好きなん?」
言葉の意味を理解するのに5秒
耳まで赤くなるのに5秒
「は?えっ・・・・・・、おま、お前何言ってんだよ、なっ、なわケネーじゃん」
噛みまくりのうえに声が裏返った
「おまえわかりやすいな、まっ、がんばれよ」
というとシルクは自分の部屋に帰ってしまった
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作者名:みぃ | 作成日時:2017年12月20日 9時